しろん log.

30代突入のしがない女です。
30代突入のしがない女です。

先の事は多くは語れないけれど。

"なんで、一緒にいないの?" "なんで、そんなに大切そうにするの"



"どうして、好きじゃないの。"





"ごめん"なんて言葉が出てくるの。





そんな言葉、言いたくないよ、そんな言葉頭にでちゃうの、ツラいよ。
ゆっくり流れる時間の中で、特別に一緒にいる機会なんてもなかった。
だから、上辺だけの関係なんだよ、本当にそれぐらい、上辺だけ。

幸せは、噛み締める程の幸せを、それは形にはなかったけれど、
そんな瞬間なんて、無くて、ただ、遠くを見つめる相手が、どうしてこんなに近いの。

苦しかった。嬉しいのなんて当たり前なのに、苦しいくらい、嬉しかった。
それでも見せない背中を、私は見ないでい続ける。


天秤を、両手に掲げて、平穏を保とうとする生き方は、確かに平穏だ。
暖かい。ホッとする。下げずむ事もない。

幸せの香りがして、出てこない涙は、それがきっと答えだよ。


何よ、本当は不器用なのにって。弱いのにって。
何よ、いっつも私はこう思ってしまう。

"この人だったらきっと幸せだろうな。" "この人もここにいたら幸せだったろうな。"

"やっと笑って落ち着ける居場所を見つけたの?。"


きっと、不器用なんて皆。 皆不器用なんだよ。

一緒になって作ってくれた私の心のタンクは、決して綺麗ではない。
でも、まるでブラックホールかのように、平穏が、佇んでいる。


この黒い平穏な匂いは、ねえ、良かったね。



―ただ、 あなたを想って泣いたあの答えに、嘘は一つも無いから。

あなたが誰かに愛される事の始まりが鳴る鐘の音は、優しさの涙だったから。

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